たくさんの愛に包まれて２ (ページ46)

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＊番外編 (1-2) ページ46

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「ほら、長さん、」

『ふふ、』

お疲れさまです、と笑ったAの首からはスタッフと書かれたものが下がってる

スタッフって、ねえ、まさか。

『今日から栄養士としてお世話になります、新田Aです。よろしくお願いします』

「！」

「ほんまびっくりした、」

『驚かせたかったんです、』

「はい、じゃあまた後で」

「長さん早く戻って来てくださいねー」

ぽん、と２人とも俺の背中を叩いてロッカールームへ戻って行った、

ニコニコ笑うAを目の前にして動けない

『ヒサ、』

「なんで…」

『ごめんね、驚かせたかったの』

「っまじでびっくり」

『ふふ…その顔、見たかった』

「Aっ」

『あ、っダメだよヒサここドーム、！！』

「無理、お願い、今は止められない」

ぎゅうっとAを抱きしめると、Aから笑い声が聞こえた、

嬉しいくせに、と言うとAも俺の背中に手を回した。

『当たり前じゃん…嬉しいよ、』

「…ちゅーしたいとこだけど我慢…」

『ふふ、続きは帰ってからね』

「…ほんと、嬉しい、ずっと一緒だね」

『亀井さんに感謝だよ、』

「え？」

『推薦してくれたのは、亀井さんだから』

「そうなの？」

『うん、亀井さんが何度も掛け合ってくれたみたいで…本当に感謝』

「亀井さん…」

なんていい人。

最初は勇人のこと応援してたけど、今はなんやかんや認めてくれてるんだね、

「お礼しなきゃね」

『うんっ』

－Aの夢って！何？－

－栄養士になりたいんだ、－

『ヒサ、』

「ん？」

『これからはもっと近くでヒサのこと見れるから、頑張ってね』

「っうん」

『ふふ、じゃああたし行くね？』

「Aも頑張れ、」

『ありがと、』

夢を叶えたA、

そんな彼女を陰で支えてあげようと思えた日

ねえ、おめでとう。

これからは一緒に頑張ろうね

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