たくさんの愛に包まれて

突然途絶えた連絡 ページ44

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−おかけになった電話は、電源が入っていないか……−





「……、」





ガイダンスを途中まで聞いて電話を切った。

ここ数日、Aと連絡が取れていない。いつかけても電源が入っていないか電波の届かない場所にいる。

何故だろうとずっと考えている。





「…なんかあったのかな…、」





ドラフト会議の日、あの日以来Aと連絡が全く取れていないのだ。



何かあったのだろうかと思い、家に行こうとも考えた。

大学まで行こうとも考えた。

でもそこまでして嫌われるのも嫌だった、





「…A、」





どうして突然連絡が途絶えたのだろう。

考えてみても思い当たるところがない。





−これからも、応援してくれますか−

−っもちろんです！−





応援してくれるんじゃなかったのかよ、





−あたし、長野さんのこと好きになりたいんです−

−時間かかるかもしれないけど…待っててもらえませんか、？−

−好きって、ちゃんと言いたいから−





好きになってくれるんじゃなかったのかよ





−長野さん！−

−かっこよかった！−

−１２０点！！！−





Aが応援してくれないなら

俺どうやって頑張ればいいんだよ



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