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憧れの亀井さん ページ17

.



「はい、」

『あ、ありがとうございます』

「じゃあ、かんぱーい」

『今日はありがとうございました』

「へへ、それは俺の方こそ」





長野さんが買って来てくれたお茶とビールで乾杯。

周りのガヤガヤはなんとなく心地いい。





『楽しみです、試合』

「うん、俺も楽しみ」

『社会人野球で東京ドーム使うのって都市対抗野球かな?』

「ああ、そうかも」

『絶対見に行こう、』

「まずは予選勝たなきゃね」

『もうそれは前提でですよ』

「はは、プレッシャーかけるねー」

『長野さんが連れてってください、東京ドーム』

「うん、」





連れて行ってあげる、とフィールドを見ながら言った長野さんの口調は強かった。

絶対長野さんなら連れて行ってくれる、そんな気がした。





「あ、選手出てきた」

『ほんとだ』近い





ぞろぞろとジャイアンツの選手が出てきた。

その中には大好きな亀井選手の姿も。





「ほら、亀井さんだよ」

『亀井さんっ!』

「すげ、ほんと近い」

『なんかワクワクします!』

「A目がハートだね」

『亀井さんかっこいい!』

「はは、」





いいなあ、と長野さんが呟いたのは

亀井さんに夢中だったあたしには聞こえてなかった。





「あ、坂本くん」

『…あ』

「彼いい子だよね、一回だけ話す機会あって話したけどすごくいい子」

『…そう、なんですね』

「坂本くんは?好きじゃないの?」

『……』

「A?」

『あ、えと、彼人気ですよね!女の子とか特に!』

「まあ、イケメンだしね」

『坂本選手は、…同い年なんですよね』

「へえ、そっか、同い年かあ。彼まだ若いのにすごいなあ」

『…、』





先輩と楽しそうにキャッチボールをする彼は、

最後に見た時から変わっていなかった。



.

その笑顔は何も変わっていない→←このドキドキの正体は?



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悠希 - 前の作品が載っているサイトは分かったんですが小説の見方がわかりません。どのようにしてみればいいですか? (2017年4月11日 14時) (レス) id: 9a7d136d09 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - ありがとうございます!今後ものお話も楽しみにしています(^ ^) (2017年4月5日 0時) (レス) id: c940f92d5e (このIDを非表示/違反報告)
いちか(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!今先程のレスは削除させていただいてます…上手く貼り付けられなかったので、お知らせとして表示しますね!そちらからご連絡ください (2017年4月4日 15時) (レス) id: d72f7e0d49 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - こんにちわ(o^^o) いつも楽しく拝見させていただいています! いちかさんの作品すべて読みました! 以前出されていた作品をもう一度拝見させていただきたいのですが、別のサイトに移行されたと伺いました。もし宜しければそのサイトを教えていただくことは可能ですか? (2017年4月4日 1時) (レス) id: c940f92d5e (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - こんにちわ(o^^o) いつも楽しく拝見させていただいています! いちかさんの作品すべて読みました! 以前出されていた作品をもう一度拝見させて (2017年4月4日 0時) (レス) id: c940f92d5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちか | 作成日時:2017年3月21日 23時

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