36 ページ36
.
『あ、あの、っハルくん』
「ん?」
ソファに座らせたAが、真っ赤にした顔を俯かせていて。その顔を覗き込むと、目が泳いでいる。
『その…あたし、応援で汗かいて…その、まだシャワーしてないから』
「あ、」
『それに…その、お気づきだとは思いますが…あたし、初めてで…っ』
「…ごめん、ちょっと急いだ感あったもんね」
『っごめんなさい…その、気、覚めさせた…?』
「ううん、大丈夫、シャワーしておいで?俺、部屋で待ってる」
『っ!』
「俺も、少し深呼吸してるわ、」
そうだ、急いじゃいけない。Aに触れるのは全部俺が初めてだ。だから、もっと噛み締めないと、なんて俺は変態か。
『…す、すぐ!すぐ来る、ね!』
「ふは、ゆっくりでええから、」
トントン、と背中を叩いてやると、Aは小走りで自分の部屋へと行った。ああ、きっと今は何言ってもあんな感じやろな。
「ふ、…っ」
可愛すぎて、俺がおかしくなりそうやわ。って言うのは、内緒にしておこう。
.
682人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちか(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます★楽しんで頂けて嬉しいです◯Twitterも是非よろしくお願いします★休みながら頑張りますね! (2019年8月25日 0時) (レス) id: 659890526f (このIDを非表示/違反報告)
いちか(プロフ) - 花音さん» ありがとうございます★とってもとっても嬉しいお言葉ありがとうございます!!もう少しだけこの作品も続きますので引き続きよろしくお願いします★ (2019年8月25日 0時) (レス) id: 659890526f (このIDを非表示/違反報告)
菜々 - 毎回楽しく読んでました。とっても素敵なお話しでした。次のお話しを読む事ができるのを楽しみにしてます。Twitterもフォローさせて頂きます。ちょっとはゆっくり休んでくださいね (2019年8月24日 20時) (レス) id: f90c817e3e (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - いちかさん、本編終了おめでとうございます(^^)最後まで素敵なお話でした。本当にいちかさんのお話大好きです!番外編やまた次のお話、とっても楽しみにしています。また素敵なお話を読めるなんて嬉しいです☆これからも頑張ってください。応援しています。 (2019年8月24日 8時) (レス) id: a0401679ea (このIDを非表示/違反報告)
いちか(プロフ) - はるちゅんさん» ありがとうございます◯更新頑張ります!またよろしくお願いします★ (2019年7月30日 20時) (レス) id: d72f7e0d49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちか | 作成日時:2019年7月15日 13時