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いつもと違う朝 ページ25

朝。私はいつも通り支度をし
お弁当を作る。準備は万端だ。



毎日同じことの繰り返しの朝。
だけど今日から違うことが1つ。



インターホンが鳴り急いで靴を履く。
ドアを開ければ眩しい笑顔のえいじろーが
立っていた。





切「はよっす!」


『んんん今日も眩しいよ私の天使!』


切「だっから簡単に抱きつくなってのほらいこーぜ!!//」






私は彼が自分の歩幅に合わせて
歩いてくれてるのに気づく。
本当に優しいな!!


たわいもない話をしていれば
もう校門前だ。楽しい時間は
あっという間だって言うけど
その通りだわ…






『えいじろーと話すの好きだわ凄く楽しい!』


切「俺もだぜ!同じだな!」






そう笑いあって教室に入る。
「また後で」と席につけば
昨日と同じく勝己が詰め寄ってきた。あれデジャヴ。






爆「てめェ昨日はクソモブで今日はクソ髪かよ」


『クソ髪て…そ、昨日家が近所だったことが判明してね!一緒に来たの』


爆「…クソ髪てめェ変なことすんじゃねえぞ!!!」


切「しねえよ!!;」


『保護者感』


爆「誰が保護者じゃコラ」







過保護…そう思いながら後ろを振り返り
出久に話しかける。







『出久おはよ!!』


緑「あっ…Aちゃんおはよう!」


『今日の授業っぐへっ』






ほらきた。私がいつも出久から
癒しをもらおうとすれば絶対勝己が邪魔をする。
今までもこれのせいで中々出久と話せなかった。







爆「クソデクと話すんじゃねぇ」


『ねえ前から思ってたんだけどさ』


爆「あ゛?」


『アンタ実は出久のこと好きなの?』


爆「はぁ!?」


『だって私と出久が話そうとするといつも邪魔すんじゃん、とられたくないってことでしょ』


緑「Aちゃんそれ絶対違うよ…(ここまでくるとかっちゃんかわいそう…)」


爆「てめェはぁあ!!どういう脳ミソしてりゃそんな考えに辿り着くんだよあ゛ぁ!?」


『い、いひゃい』


緑「かっちゃんやめてあげて!可哀想だよ!」


爆「クソナードてめェは俺に話しかけんな!!」




私は勝己が叫んだ瞬間 彼の緩んだ手から
離れる。頰を掴むのはやめてほしい。




『痛いなあもう…』


緑「Aちゃん大丈夫?」



アセアセしている出久がとても可愛くて
私は出久に飛びつく。





『出久が心配してくれたからもう痛くない!可愛い!』


緑「ひらがなで、Aちゃ…///」







その後私が勝己に頭をしばかれ出久から
剥がされたのは言うまでもない。

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作者名:まきしまむとまと | 作成日時:2018年3月5日 2時

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