【ヒロアカ】チートマグマ少女は今日も皆に愛される。Ⅱ (ページ18)

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宣戦布告ページ18

『あの、勝己…』

爆「…んだよ」

『いつまで手繋いでんの？』

爆「あ゛？いいだろが別に」

『流石の私も恥ずかしいんだけど…』

ここは食堂。皆がジロジロ私達を見ている。

爆「てめェが普段誰かれ構わずやってることの方が恥ずかしいだろ」

『？』

爆「チッ」

そう言いご飯の乗ったトレーを受け取り
5人分の席を確保し座る私達。
おててはやっと解放してもらえた。

『てか勝己さ…』

私はタコさんウインナーをもぐもぐし終え勝己に話しかける。

爆「あ゛？」

『今日初めて私をお昼に誘ってくれたね？嬉しかった』

そう言えば何故かむせ返る勝己。
どしたどした。

『あれ？もしかして？照れてる？』

爆「バッんな訳あるかよこのクソアm

『えいじろー！電気ー！瀬呂ー！ここ！』

爆「シカトかましてんじゃねぇぶっ殺すぞコラ！」

その後吠える勝己を4人でいじり倒した。

放課後になり帰ろうかとカバンを肩にかければお茶子の声が聞こえた。ドアを覗けば人だかり。

『何これ…』

峰「出れねーじゃん!何しに来たんだよ」

爆「敵情視察だろザコ」

うっわぁ酷…;
絶望顔の峰田の頭を撫でてやれば
「ほ、炎～っ」と私に抱きつく。

峰田の手が私の胸に伸びた瞬間
梅雨ちゃんの舌が峰田の頬にクリーンヒット。

そして私も勝己に頭を殴られた。
何で!?!?

爆「敵(ヴィラン)の襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭の前に見ときてえんだろ。

意味ねェからどけモブ共」

飯「知らない人の事とりあえずモブって言うのやめなよ!!」

凄いな、いろんな意味で;
そう思っていると聞き覚えのある声が聞こえた。

心「どんなもんかと見に来たが随分偉そうだなぁ、ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」

心操君…!!

爆「…てめェ朝ん時の…!!」

心「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ。普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ知ってた？」

爆「?」

心「体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ…」

…マジか。頑張らないと…。

心操君はさらに続ける。

心「敵情視察?少なくとも俺は調子乗ってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり。」

そう言い切った心操君の
瞳は真っ直ぐでとてもかっこよかった。