ころんくんは王子様【世界で一番大好きな人】

六十二日目*君に会いたい* ページ20

Aさいど

今は、部活も入ってないし、友だちもいない。あと、りるりすも運良くいない。すとりすはいるが、バレてはいないっぽい。

ってか、ひまだな。
すとぷりの公式ついったーは見れない。ブロックされてるから。
すとぷりメンバーはみな、私を嫌いになった。ころんくんを置いて自分だけ逃げてきたクズ、とも思ってるだろうな。

A「…転校してなかったら私、今ごろころんくんとフルートでも吹いていたのかな。」

え
ころんくんの名前が口から出てきたのは四ヶ月ぶりだ。
今更じゃ、遅いかな？
急にころんくんに会いたくなりました。

ころん『先輩、大好きです！』

告白してくれたころんくんも。

ころん『先輩、Aって呼んじゃだめですか？』

恋人らしくなろうとしてくれたころんくんも。

ころん『りるちゃんがいっぱい！』

歌い手としての私も好きなころんくんも。

ころん『べ、別に照れてないです！///』

ツンデレなころんくんも。

ころん『ぼくはAとは絶対に別れたくないですよ？』

いつでも私を思ってくれた。
自分のことより私のことを優先してくれた。

私、なにやってるんだろ。
今更もう遅いよね…

ころんくん、また君を好きになってもいいですか？そして、神様。ころんくんと私をもう一度だけ引き合わせてくれませんか？
あ！らいんする？
…すまほ変えたんだった。
データないからな…らいんも新しく入れたし…

届くことないか、と一人になった教室で呟いた。

六十三日目*あの夢の真実*→←六十一日目*あとひとつ足りない*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す