a fellow 〜たった一人の仲間〜 (ページ44)

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EP３５ページ44

こ、こは

どこだ

(おい大丈夫か？コイツ
(…コイツ…女だ

山？森？
(腹減ったーメシ！
(うっせえなクソザルそこにあるバナナ…ってもう食っちまったのかよったく待ってろ

水辺が少ないから川や海では無さそうだ

(オ、オ、オ、女ってメスか？それとも
(人間だなどう見ても

静か…では無いが気持ちがいい

(薬草持ってきたぞー
(必要なものはこれくらいかしら？
(ありがとう助かる

何故か身体の節々が痛む

なんだか

不思議な感覚だ

「ん？」

あ、たぬき？
爬虫類を頭の上に乗っけてる
置物か？いや、動いてる

「目が開いたような」

ッ！嘘だろ…
しゃべったぞこの爬虫類

「おいテメぇー！どけどけぇ！俺が見るんだ」
「うっひょーバナナだ」

ヤギ？ツノが凄いクルンクルンだな
ってサルに向かってバナナ蹴ったし…

コントロールがいいな…
サルが運動神経いいだけか？

「ぬぉぉぉ！なんと美しい女神なんだ」

…あ、今自分が女だと理解した
男だと思っていたから説明してくれたのかもな

「本当に綺麗な顔してるわ」
「人間だけど俺らに何もしてこないな」
「それが一番ですよ」

どういうことだろうか
気になるな

体を起こそうとするが
「まだダメだ安静にしててくれ」

と言われ仰向けに
「このままでいい話を聞いてくれるか」

むしろ逆の方だ
この体勢なのによく怒らないな

「頼む」

そういうと赤毛のライオンは話し始めた