Episode ページ13
如月家
プルルルルルッ(電話がなる)
『もしもし...どしたのかいちょー』
中「あのね今、タレかっぱの家で男子たちに勉強教えてるんだけど来てくれない?」
『あ〜、夜でもいいか聞いてくれない?』
中「分かった。......大丈夫だって」
『分かった。じゃあ夜に行くよ』
中「でも私達帰っちゃうよ?」
『ん、大丈夫。あ、てかさなんでかいちょー達はタレかっぱの家で勉強してるって知ってるの?』
中「タレかっぱが塾に頼みに来たんだよ。それでAは塾行ってないから電話してくれって」
『あーね、なるほど』
中「じゃあ気をつけてね」
『はーい、ありがと!』
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廃ビル
『しっつれーい』
ボ「A、来てくれてありがとう」
『いやいや、辞めたとはいえ恩人の頼みじゃん?』
ボ「今日は大事な話がある」
『なに改まっちゃって〜ボスのくせにぃ〜』
ボ「葵が、裏切った」
『は?何いってんの?冗談きついんだけど』
ボ「本当だ。この前の抗争の時、裏切られた」
『まじかよ...てか待って抗争って何?私が抜けてからなにがあったの?』
ボ「まあ、それはともかくいろんな幹部がやられたんだ」
『だから幹部とか東リべかよ!((』
ボ「何言ってるんだ?」
『あーなんでもないですよ!』
ボ「だから頼みがあるんだ」
『その集団を倒すために力を貸せってとこですよね』
ボ「そうだ。すまないがお願いできるか?」
『..いいですよ。恩人にここまで言われたらね』
ボ「そうか!ありがとう!」
『でも信じられないな葵が...』
ボ「そうか、お前葵と仲良かったもんな」
『まあ、それなりに』
『あ、てかこの後予定あるんでじゃ、また連絡してください』
ボ「ああ、分かった。後これだけ言っておく、俺らも葵のいるところも基本大学生だ」
『うん。それが?』
ボ「1人だけ西高生だ」
『は...?』
『...帰るね』
_____________
(なんで葵が...)
(ん?あれは、葵、と西高生?)
葵「でさーあのときの顔が超おもろかったんだよね。琉希もみたでしょ?」
琉「あー、あれは最高っすよね」
琉「というかいいんすか?あの前辞めたオトモダチが戻ってきちゃうんじゃ」
葵「だからあんなん友達じゃないって私は頭脳の方でおいてもらってたからさ」
葵「あいつといれば守ってもらえるかなって」
琉「うわ、ひどいっすねー」
(...そんな風に思ってたんだ。それにボス達のことも馬鹿にして...)
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作者名:mknoisiyn | 作成日時:2022年9月11日 20時