大好きな君たちと

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「あ、康二！これ、おみやげ」
そう言って綺麗な紙袋を差し出している。

おみやげ...

「うわ〜なんやろ。気ぃ使わんくてよかったのに」

そういえば、俺としょっぴーはそんなもの持ってきていない。
突然お邪魔することになって、直接来たから手ぶらだ。

「俺がお前と食べたかっただけだからさ」
そう言ったふっかさんはニヤリと俺たちを見た。

「めっちゃ美味しそうなシュークリーム！」
「後で食べような」
頭なんて撫でちゃって、二人の世界って感じ。


「あの...康二？」
いつまで放置されているんだろうと思って、恐る恐る声をかける。

「めめ！いきなりごめんな？実はふっかさんも呼んだんよ！」
こちらをやっと見てくれたの思ったのにまたすぐにふっかさんを見つめている。
まるでお互いしかいないように見つめ合う二人を見ていたくない。

「そう、なんだ」
「しょっぴーもごめんな、お味噌汁ありがとな！」


また俺じゃないんだ。
ふっかさんを見た後にすぐに黙々と作り始めていたしょっぴー。

「...もうすぐ作り終わる」

あーあ。
不機嫌な顔しちゃって。

「どうしたん？何かあった？ごめんな、一人で作らせちゃって...」
不安そうな顔でぎゅっと抱きしめて、ウルウルした目で覗き込んじゃって。

羨ましい




☆☆

お読みいただきありがとうございます。作者です。
いつの間にかお気に入りをして下さってる方が100人を超えていました！
とっても嬉しいです♪
このお話はあべちゃんとふっかさんの入所日である3日前に書き始めたものです。
あべちゃん出てきてないやん！ってことで、もう一つのお話でこれから書いていきたいと思っています。
とりあえず完結を目指してどんどん物語を進めていきたいと思います！
これからもお願いします☺︎

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