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弐拾弐話 「殺人事件」 ページ24

私は今、殺人事件の現場に来ている。


列車の乗り方分からないなんて、乱歩さん可愛い...


私もわかんないけど




それで、どうやら殺されたのは、刑事さんの部下のご婦人さんらしい。



「今朝、川を流れている所を発見されました。」


どこぞの自 殺愛好家を思い出すなぁ。今そこら辺流れてたりして


「胸部を銃で三発。それ以外は不明だ。殺害現場も時刻も弾丸すら貫通しているため、発見できていない」


「で、犯人は?」


「判らん。職場での様子を見る限り特定の交際相手もいないようだ」



あれ、じゃあなんで......



「結局何もわかってない......」


私はぽつりと呟いた。


刑事さんに一瞬睨まれた。


「お、Aわかってるね�」


乱歩さんに頭を撫でられる。


私は嬉しくてつい目を細めてしまう。



と、その時


「ひっ、人だァ!人が網に掛かってるぞォ!」

と声がした。


「まさか......」


「第二の被害者!?」



網が引き上げられる。


と、そこには、第二の被害者なのではなく、ただの自 殺愛好家だった。



...嗚呼



「やあ敦君、仕事中?おつかれさま」


「ま、また入水自 殺ですか?」


敦がそう云うと、後ろにいた刑事さんは、また?とでも云いたそうな顔をした。


「うふふ、独りで自 殺なんてもう古いよ敦君」


「え?」


「前回、美人さんの件で実感したよ。矢っ張り死ぬなら心中に限る!

独りこの世を去る淋しさの何と虚しいことだろう!


というわけで、一緒に心中してくれる美女募集」


太宰さんが人指し指を立てて云った。


「え?じゃあ今日のこれは」


「これは単に川を流れてただkぐはぁ!」


何となく私の推理が当たってしまい、苛ついたらので獣の姿になり尾で一発叩いてやった。


しかもドヤ顔が更にうざいという


その後太宰さんはオーライオーライ、と網から下ろされた。


「全く、酷いじゃないかAちゃん。いきなり叩くなんて」


私は一応異能を解いて元に戻った。


めんどくさいから無視しとこ



太宰さんはいつの間にか膝を抱えていじけていた。

弐拾参話 「マフィアノ手口」→←弐拾壱話 「泣イテマセン」



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船長 - 九尾と狐が大大大好きでサイコーでした。!これからもコーシンよろしくお願いします (2017年4月29日 16時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - サユキさん» 織田作に妹とか兄弟がいたらどうなるのかなぁと思って作った設定なんです!応援ありがとうございます! (2016年11月27日 22時) (レス) id: 42d9b51195 (このIDを非表示/違反報告)
サユキ - 織田作妹設定、最高です。何回も読みたくなりますね!応援してます。 (2016年11月27日 19時) (レス) id: af3a803923 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - Chrisさん» あ、そうなんですね!教えて頂きありがとうございます!何せネットでチラッと見ただけだったので… (2016年11月5日 0時) (レス) id: 42d9b51195 (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - コメント失礼致します。英語の綴りが気になったので……。Trick 'BUT' treatです! (2016年11月4日 23時) (レス) id: 2c836ec423 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三毛猫 | 作成日時:2016年7月9日 18時

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