〇92 ページ44
他にも、"演奏と演出のタイミングが合わない" "舞台袖に楽器を忘れてくる" "マイクの電源が入っていない"など、ハプニングの連続。
「この調子で、明日大丈夫かな…」
「絶対なんかやらかしそう」
さすがに、２年の先輩方から不安そうな声が漏れる。
１年生の表情も固くなっている。
空気が少し重たくなっていた。
大「みんな、１回集合してー」
大吾先輩がマイクを通してみんなに呼びかける。
ステージ上に全員が集まった。
大「えー、今日本番と同じようにやってみて、いろんなことが見えてきたと思います。
でもいつもと場所が変わったんやから、それは当たり前。
不安なところは１個ずつ解消していこう。そのためのリハやから。
みんないけるよな？」
「「…はい！」」
大吾先輩の言葉は、いつも不安を和らげてくれる。
もう一度落ち着いてやってみよう。
そんな前向きな気持ちになれた。
見直していけば、ひとつひとつの問題はそんなに大したことはなくて、みんなから「よかったー」「解決！」と喜びの声が上がった。
「今日のリハはここまでにしましょう」
「「お疲れ様でした！ありがとうございました！」」
明日に備えるため、16時には全て終わらせた。
今日は居残り禁止！と口酸っぱく言われてしまったので、全員すぐに荷物をまとめて会場を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 252人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪(プロフ) - たみ子さん» たみ子さん☺️コメントありがとうございます🙏🏻✨️ギュンギュンしていただけて嬉しいです😍更新頑張ります💪🏻 (2022年11月23日 19時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
たみ子(プロフ) - 初めまして！作品拝読しました！もう胸がギュンギュンします😭💕更新応援してます！ (2022年11月21日 10時) (レス) @page12 id: d3f29142ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪 | 作成日時：2022年11月19日 21時
