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『で、話って？』
そんなつもりはなくても、つい素っ気なくなってしまう。
凪沙はずっとバツが悪そうな顔をしていた。
凪「A……あの時はごめんなさい！」
凪沙が深く頭を下げる。
『えっ、ちょっと…！顔上げて』
やっとのことで頭を上げさせると、凪沙の目には薄く涙が溜まっていた。
凪「わたしら、Aが２年でひとりだけ選抜に入れたのをずっと妬んでた。
自分らに実力がないのをAのせいにして、辞めさせようとまでして。……ほんまかっこ悪くて自分が嫌んなる。」
『凪沙……』
凪「Aが吹奏楽が楽しくって、もっと上手くなりたいっていう気持ちも強くて、毎日誰よりも頑張ってた。ほんまはわかってんねん。
それをわたしらの嫉妬で全部だめにした……
Aが退部した後めっちゃ後悔してん。
謝って済むことちゃうけど、でも謝らせてほしい」
ほんまにごめん、とまた凪沙が頭を下げる。
『……凪沙、聞いて』
わたしが口を開くと、凪沙がやっと顔を上げる。
『中学の頃のことは、たしかにめっちゃ傷ついた。
もう二度と吹奏楽やらんって思って、わざわざ遠い高校受験した。
でも、春に先輩方に出会って素敵な仲間に恵まれた。
今は、この仲間と演奏するのが楽しいねん。』
そう、いつの間にかトラウマも吹っ飛んでしまうほどに。
『やから、昔のことはもうぜーーーんぶ忘れた！』
凪「……Aは、ほんまに強いな…」
凪沙がほっとした顔で少し笑った。
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雪(プロフ) - たみ子さん» たみ子さん☺️コメントありがとうございます🙏🏻✨️ギュンギュンしていただけて嬉しいです😍更新頑張ります💪🏻 (2022年11月23日 19時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
たみ子(プロフ) - 初めまして！作品拝読しました！もう胸がギュンギュンします😭💕更新応援してます！ (2022年11月21日 10時) (レス) @page12 id: d3f29142ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月19日 21時
