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謙「さっきの子って、もしかしてさ…」
みんなと場所を移動しながら、謙杜くんが聞いてくる。
『あぁ、うん。中学のとき同じユーフォやった子。』
謙「そっか…」
謙杜くんはそれ以上何も言ってこなかった。
"過去のこと"と思って蓋をしたのに。
凪沙に会って、中学のときのことをいろいろ思い出してしまう。
思い出すな。思い出すな。
そう自分に言い聞かせるけど、手が震える。
丈「A大丈夫か？」
わたしの様子がおかしいのを察したのか、藤原先輩が隣で声をかけてくれる。
『だい、じょうぶです…』
取り繕ってみたけど、先輩の目は誤魔化せなかった。
丈「ちょっと待っといて」
藤原先輩が大吾先輩のところに向かう。
何か話した後、大吾先輩が藤原先輩の肩に軽く手をぽんっと乗せていた。
丈「……A、抜けるで」
先輩がわたしの手首をそっと掴む。
『えっ、でも今から本番前のリハが』
丈「大吾に"Aが気分悪そうやから外の空気吸ってくる"って言うた。行こ。」
そう言って、先輩はわたしの手を引いて会場の外へ連れ出してくれた。
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雪(プロフ) - たみ子さん» たみ子さん☺️コメントありがとうございます🙏🏻✨️ギュンギュンしていただけて嬉しいです😍更新頑張ります💪🏻 (2022年11月23日 19時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
たみ子(プロフ) - 初めまして！作品拝読しました！もう胸がギュンギュンします😭💕更新応援してます！ (2022年11月21日 10時) (レス) @page12 id: d3f29142ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月19日 21時
