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女子トイレから出ると、周りに他の部員が誰もいなかった。
『やば、みんなもうバス乗ってはるんや』
移動のバスが停まっている駐車場に向かおうと、走りだした。
建物の角を曲がろうとした時。
「Aさんて、なんか優遇されすぎやんな」
「あー…なんか大吾先輩とか丈先輩に可愛がられてるよな」
すぐ向こうから、誰かの話し声が聞こえてきて足がすくむ。
この声はたぶん、あんまり話したことはないけど、フルートとクラリネットパートの同期の子たち。
「サマコンの演出係で、あれこれ勝手に決めたらしいで」
「うわー…強豪出身で上手いからって調子乗ってそう」
「あんまうちらとは話さんしな。」
「なぁ、陽菜もそう思わん？」
陽「そういうこと言うんやめようよ…」
中学生の頃もこうやって陰口を言われたことがある。
あぁ、またか。
こんなふうに言われてしまう自分がなんか情けなくって、目の縁に涙が溜まっていくのを感じた。
これ以上聞きたくなくて、静かにその場を通り過ぎようとした時
丈「自分らそれ、ほんまに言うてるん？」
藤原先輩の声が聞こえた。
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雪(プロフ) - レモネードさん» レモネードさん！コメントありがとうございます…！そんなふうに仰っていただけて嬉しいです♪吹部に所属されてるんですね！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ります◎ (2022年11月17日 21時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - めちゃめちゃ面白くって、スクロールする手が止まりませんでした！！私も吹部に所属しているのでこういう設定はとても嬉しいです！更新楽しみにしています！ (2022年11月17日 21時) (レス) @page46 id: 2a81c5c52d (このIDを非表示/違反報告)
米山瑞稀 - なにわ男子 (2022年11月17日 20時) (レス) @page1 id: d103d0e008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月15日 14時
