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わたしの言葉を聞いて、先輩方が驚いたような顔をされた。
『一中の吹部は、みなさんと正反対の雰囲気でした。コンクールに出場できるんは50人。100人近くおった部員のうち、半分はその憧れの舞台に立つことができません。パート内での話し合い、オーディションでみんながみんなピリピリしてました。』
「「……」」
『きっかけは、２年生のときの部内オーディションでした。ユーフォパートは当時３年生２人、２年生３人、１年生１人の６人おって。」
恭「ユーフォだけで６人？」
大「いかにも大編成の学校って感じやな」
『はい。それで、３年の先輩は最後のコンクールやし、選抜は当然先輩方ふたりで決定やと思ってたんです。でも、』
丈「……選ばれたんは、自分やったん？」
『はい。それから、先輩方からの酷いいじめが始まりました。楽譜を破られたり楽器を隠されたり、人に言えへんようなことまで…』
「「……」」
『でも、先輩方が引退すれば終わると思って、半年間は歯を食いしばって我慢したんです。それでコンクールも終わってやっと平和になると思ったら……今度は同期から完全無視されるようになって。
"Aがおると、自分はコンクールに出られへん。何とかして辞めさせたい。"
そんなふうに言うてるのが聞こえてしまって。その日のうちに退部届を叩きつけてしまいました。
その後はひたすら猛勉強して。吹部の子らから離れるためにここに入学しました。』
大「……そんなことがあったんか。」
和「ごめんな、辛いこと思い出させて」
先輩方が苦しそうな顔をする。
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雪(プロフ) - レモネードさん» レモネードさん！コメントありがとうございます…！そんなふうに仰っていただけて嬉しいです♪吹部に所属されてるんですね！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ります◎ (2022年11月17日 21時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - めちゃめちゃ面白くって、スクロールする手が止まりませんでした！！私も吹部に所属しているのでこういう設定はとても嬉しいです！更新楽しみにしています！ (2022年11月17日 21時) (レス) @page46 id: 2a81c5c52d (このIDを非表示/違反報告)
米山瑞稀 - なにわ男子 (2022年11月17日 20時) (レス) @page1 id: d103d0e008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月15日 14時
