Stories⑤ (ページ13)

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「翔太くんせっかくなんだし、食事行きましょ？」

渡辺「いやースケジュール埋まってるんですよねー」

うん？もしかして女の人から
デートのお誘い受けてる、、？

話の続きが気になるけど、盗み聞きも良くないし
冷蔵庫から飲み物を取って寝室に戻ろうとしたら

翔太に手で「こっちきて」って呼ばれる

隣に座れば、嫌でも聞こえてくる女の人の声

翔太は早く切りたいみたいだけど女の人が
ずっと喋り続けて切るに切れないみたい、、

相手が誰か知らないけど、翔太が帰ってきてから
私は一言も話してないのにこの人とはずっと喋ってて

さすがの私も嫉妬しちゃう、、

　

ずっと大人しく隣に座ってたけど
もう我慢の限界で、翔太の背中に抱きついてみる

翔太は一瞬驚いた顔をして、お腹に回った
私の手を優しくトントンと叩きながら電話を続ける

それでもまだ電話が終わらないから

もっと驚かせちゃおうかなって
首に触れるだけのキスをしてみる

ふふ、さすがに驚いたのかちょっと耳が赤くなってる

渡辺「はい、すいません、また宜しくお願いします」

あ、やっと電話が終わったみたい

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