Stories⑯ (ページ28)

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誕生日と記念日ページ28

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渡辺

スタッフ「じゃあ渡辺はAと同じ部屋ね」

『はーい！』

明日から北海道公演が始まるから前乗りして

ホテルに着いたところ

いつも通り部屋はAと一緒なんだけど

何故か俺とAの部屋だけ

他のメンバーと階が違った

渡辺「なんで俺らだけ階違うの？」

『ねっ、なんでだろう』

俺らの部屋だけ取れなかったのか？

なんて思いながらAの後ろを歩いて行けば

部屋の前に着いた

Aが鍵を開けたと思ったら

『翔太、先入って？』

渡辺「え？」

『良いから、入って入って！』

そう言われて扉を開けて中に入ると

渡辺「は？」

『んふふ』

２人で泊まるには広すぎる広さ

そしてキングサイズのベッドの上に

大量の青い風船とブランド物の袋が２つ置いてある

『まだ５日になってないけど、
翔太お誕生日おめでとう』ぎゅー

渡辺「ありがと、ってこれいつ用意したわけ？」

『事前にホテルに送って飾ってもらうようにお願いしたの』

渡辺「へぇ、、」

『完成したところ確認出来なかったから
どんな風になってるかドキドキだったけど
可愛く飾ってくれてて良かった〜』ぎゅー

渡辺「忙しいのに俺なんかのために
色々考えてくれてありがとな」Aの頭を撫でる

『ううん、全然だよ！
それにいつもサプライズしてもらってばかりだから
私も何かしたいなーと思って！』

と顔を上げてニコッと笑って見せるA

可愛すぎて、無理

そして気付いた時にはAに

軽く触れるだけのキスをしていて

『んふふ』

恥ずかしがって俺の胸に顔を埋めるAを

優しく抱きしめる

渡辺「毎年祝ってくれてありがとな」

『こちらこそ毎年祝わせてくれてありがとう！』

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