Stories⑮ (ページ32)

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渡辺「そっか」

『あっ！翔太も一緒に行こ？』

渡辺「いや、俺は良いや」

『えー！行こうよー！』

渡辺「俺、あんま面識ないし」

『うーん、でも一緒に行ったら帰りデート出来るよ？」

渡辺「え？」

『それにさ！久々に２人とも午後オフでしょ？
たまにはしょーちゃんとお出掛けしたいな〜』

渡辺「、、、分かった、ちょっと待ってて」

『やった！』

Aからデートって言われたら行くしかない

俺、Aにまじ弱いよなー(笑)

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タクシーを呼んで２人で上田くんの舞台へ

すぐ終わるって言うから劇場の近くで俺は待機

『お待たせー！』

渡辺「じゃあ行こ」

１０分くらいでAは戻ってきて

そこからデート開始！

だけど

『上田くんって見た目怖いけど本当優しいよね〜』

渡辺「、、、、」

『それに筋肉ムキムキでかっこいいよね！！」

渡辺「、、、、」

『上田くんに差し入れ渡したらすごい喜んでくれたから
思わず可愛いですね！って言ったらうるせーってほっぺ
むぎゅーってされちゃった(笑)』

渡辺「、、、、」

はいはい

Aが先輩達に可愛がられてるのは

今日に限った事じゃないし、いつもの事だけど

俺と２人なのにずっとニコニコしちゃってさ

嫉妬って言うか

ちょっと気に食わないから

渡辺「ふーん、こうやられたの？」ほっぺむぎゅー

『そう！』

渡辺「、、、良かったね」

『うん！でもね、っ！』

渡辺「、、、、」ちゅ

『えっ、、、、』

渡辺「これは俺にしか出来ねぇから」

『ちょっ、しょーちゃん！』

渡辺「やっぱ、デート変更」

『えっ』

渡辺「家帰ろ」

『でも、、せっかく外出たのに？』

渡辺「家で俺にしか出来ねぇ事の続きする」

『、、、、ばか』

今のAの顔、まじ真っ赤

可愛い(笑)

こう言う顔させられるのは

先輩、メンバー、後輩達には無理な事で

俺だけの特権だからね

これはこれで良いって事で

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