Stories⑫ (ページ28)

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「あらー！手繋いで仲いいのね！」

『えっ？！』

「２人は新婚さん？」

渡辺「いや、、、」

「私の若い頃を思い出すわ～！
それに美男美女で、お似合いでいいわね～！』

『いや、そんな、、、』

「あら、今日は餃子？
ひき肉取って来てあげるから待ってなさい？」

そう言っておばちゃんは俺たちに
安売りしていたひき肉を取って来てくれた

『ありがとうございます！』

「いいのよ～！

それに主人と出会った時を思い出して
幸せな気持ちになれたからお礼言いたいくらいよ！

じゃあ、２人ともお幸せにね！』

そう言っておばちゃんは何か言いながら行ってしまった

『、、、、優しい人だね、、』

渡辺「あぁ、、てか新婚さんだって(笑)」

『初めて言われたからびっくりしちゃった(笑)』

渡辺「たしかに(笑)」

あのおばちゃんは俺らがアイドルって
知らないからこそ言ってくれた

だから素直に嬉しい

大好きなAとお似合いって言われたのも
嬉しいけど、新婚さんって言われたのが
俺的には結構まじで嬉しかったな、、、

いつか俺とAも結婚する日が来るのかな、、

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それから他に必要な材料も買って

会計を済ませて荷物を袋に入れようとしたら袋がない

渡辺「あっ、袋買ってくるわ」

『エコバック持ってるよ！』

渡辺「さすがだな、、、」

『だってお金もったいないじゃん！
翔太も持ち歩いた方がいいよ！』

渡辺「うん(笑)」

本当に主婦みたい(笑)

『待って(笑)なんか私、ケチな
おばちゃんみたいな事言ってた？(笑)』

渡辺「いや家庭的で良いよ、俺は好き」

『そう？じゃあいいやー！』

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こんな可愛いお嫁さんが家に居たら
毎日幸せなんだろうな～

てか、想像したらニヤけてきたわ(笑)

『ん？、、何ニヤニヤしてんの？』

渡辺「いや、なんでもない(笑)」

『？？』

いつか本当にAがお嫁さんになる日が来ますように

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