Stories⑩ (ページ7)

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渡辺

お風呂から上がればクッションを抱えてため息をつく
Aとその横にみな実さんとの対談の雑誌

買ってくれた事が嬉しくて、ついテンションが上がって
撮影の話をしていたら突然クッションが勢いよく飛んできて

　
しかも怒りながら

『みな実さんのところ行けば？』

って部屋から出て行こうとするA

呼び止めたけど離せって言い続けるから
抱きしめて逃げられないようにすれば

今度は泣き始めるし

いやいや、なんなんだよ、、、

理由を聞くためにAをソファーに
座らせて今度は優しく抱きしめる

「なぁ俺なんかしたなら謝るからさ
怒った理由教えてくんね？」
　

って聞けばゆっくりと小さな声で

『、、、、、、、妬いた』

　

って、え？

渡辺「、、妬いた？」

『、、翔太と田中さんがお似合いすぎて妬いたの！』
　

ってえ？俺とみな実さんの対談を見て嫉妬したってこと？

はぁ、まじ可愛すぎんだろ、、

渡辺「みな実さんとお似合いって言われても
俺、Aしか興味ねぇんだけど」

『、、、それだよ！それ！！』

渡辺「、、、は？それって何」

『、、、お互い下の名前で呼び合ってるのも
今度一緒に表紙やりたいって言ってるのも
全部全部、嫌なの！！

あーもう！こんな事言いたくなかったのに！！』

っていやいや、こいつまじで可愛すぎだろ(笑)

って思わず笑えば

　
『ちょっと！何で笑ってんの？！
こっちがどんな気持ちかも知らないで！』

って怒り続けるからAの顔を
両手で包んで優しく話しかける

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