赤葦 ページ14
「赤葦って巨乳好きだったりすんのかな」
友達の言葉にビクッとする
そんなこと私に聞かれても知らない
「さ、さぁ.....」
「まあどうでもいいや、私委員会行ってくんね」
そう言って去っていった友達
取り残された私は、今世紀最大の心音を立てて息が出来なかった
え....赤葦って巨乳好きなの....!?知らんかった...私....貧乳...だよね
ガーンと落ち込んでいると、
トン、と肩を叩かれた
ばっと振り向くと、そこには赤葦が立っていた
「あ、赤葦....」
「そんなに驚かなくても、何か浮かない顔だね。どうしたの」
やべ、赤葦にバレたら恥ずかし
私は普通を装い、にかっと笑った
「何が?私浮かない顔してた?」
「してたよ。隠し事?」
「違っ....隠し事なんて、そんな」
私が首を振ると、赤葦は私の胸を触ってきた
.....は?え、なにしてんの赤葦
呆気にとられていると、そのまま私を見つめてきた
「.......」
「胸なんてどうでもいいんだよ。巨乳が好きとか、でっち上げも大概にしてほしいな」
淡々と喋る赤葦に困惑する私
ねぇ、何で人の胸触りながら喋るの?
「赤葦....」
手....と言うと、赤葦はパッと離してくれた
しばらく沈黙が続いたあと、先に口を開いたのは私だった
「ばっ、バカ!何人の胸触りながらしゃべってんのよ!この＿＿」
「いや、そんなこといちいち気にするAが可愛くて.....」
「てか何で私の悩み分かったんだよ!」
「聞いてたから」
「まっ、マジ!?......はずい」
私は両手で頬を押さえて机に肘をついた
赤い顔を見せたくなかった
すると、ギュッと後ろから抱き締められた
「ほんと...Aは可愛いなぁ………」
「っつ......」
耳元で囁くその低い声にゾクッとしてしまい身体がビクッと反応した
やめてと言おうと振り向けば無理矢理唇を奪われ、後頭部をガシッと固定された
「んっ.....ふっ.....んぁ.....」
「ふ.....かわい」
唇が離れたときには目が熱かった
苦しくて涙が出てしまったようだ
「苦しいわ!」
「可愛い」
自分の袖で私の涙を優しく拭いてくれる
私は最後に赤葦に尋ねた
「赤葦は巨乳好＿＿＿＿」
ちゅ
「俺は、巨乳とかそんなことより、
＿＿＿＿＿＿Aが好き。」
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ゆう。 - n i r a iさん» あっ、分かりました見てみますね、ありがとうございます (2021年4月24日 7時) (
レス) id: e97ad3a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。 - 湊さん» ありがとうございます (2021年4月24日 7時) (レス) id: e97ad3a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
n i r a i(プロフ) - すごく面白いです！もし良かったら，私の作品も見て下さい！！ (2021年4月23日 23時) (レス) id: ec0b0e6392 (このIDを非表示/違反報告)
湊 - めっちゃ好きです！！これからも、頑張ってください！ (2021年4月23日 18時) (レス) id: cf9f44b425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年3月16日 17時
