あなたを好きになりました

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A「あの、晩ご飯の買い物したいのでスーパー行きたいんですけど……いいですか？」

下野「いいよ。じゃあ行こっか」


スーパーへ着き、私は次々と材料を入れて行く。
から揚げ粉を手にした瞬間、下野さんに話しかけられた。


下野「もしかして今日ってから揚げ？」

A「え？あ、はい……そうですけど」


今日から揚げかぁー
久しぶりに食べたくなったし俺も今日から揚げ作ろうかなー


下野「いいなー俺から揚げ大っ好きなんだー俺も今日から揚げにしようかなぁー」

A「え？料理できるんですか？」

下野「うん、よくするよ。料理作るの結構好きだから」

A「そうなんですね」


よし！俺もここで買って帰ろう！


下野「ちょっと待ってて！俺もここで買って帰るからカゴ持ってくるよ」


ほんとにから揚げ作るのかな…


A「あ、あの！良かったら食べ、ますか…？」


気づいたらそう言ってた。
自分で作るみたいなのに何でわざわざ誘っちゃったんだろう……
私ってバカだ……


下野「………え？今、誘ってくれた？……いいの？」


あー私のバカー……


A「あ、えっと…あの……」


勢いで言った感じかな？
俺から断った方がいいかな
と、思った矢先に……


A「お口に合うか分からないですけど……」

下野「…………じゃ、お邪魔します」


距離だけは保って置こうと思いながらAちゃんの家へと向かった。

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