あなたを好きになりました

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ー帰り道ー


A「………」


気まずいなぁ……
どうしよう……
話、したほうがいいのかな……
でも男の人ニガテだし……


下野「………」


どうしようか……
送るって言ったものの話題がない……
話題…話題……

A「………」

下野「…あのさ、いきなりこんなこと聞いて気を悪くしたらごめんね？……何で男性恐怖症なの？話したくなかったら言わなくていいんだけど……」


やっぱり聞くよね……
そりゃ気になるよね……
とりあえず送ってもらってるしこの人だけは話しとこうかな……


A「あの…高校のときストーカーにあって……毎日付きまとわれて……毎日電話があったりして……学校の先輩だったんですけど。それで父とたくちゃん以外の男性に近づかれると怖くて……今はだいぶ話したり出来るようにはなったんですけど……下野さん達には関係ないのに遠ざけてすみません」


ストーカー？！
そりゃ恐怖症にもなるよな……


下野「そっか。それは全然大丈夫だよ。怖い思いしたんだね……あのさ、余計なお世話だったらごめんね？やっぱり少しずつでも男性に慣れていったほうがいいと思うんだ。だから俺で良かったら協力するよ？」

A「協力って何をするんですか…？」

下野「まずはメールとか電話で話をするとかかな？普段Aちゃんがあったこととか聞いたり勿論俺も仕事とか楽しかった話もするし。どう？」

A「でも……」

下野「今話せてるんだから大丈夫だよ」

A「分かりました……じゃあメールから、で……」


俺たちはアドレスを交換して、また歩き出した。

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