あなたを好きになりました

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暫くして店員さんが持ってきて私と下野さんは食べ始める。
私は食べるのが大好きで美味しいものを食べると幸せを感じてしまう。


A「ん〜美味し〜い♪このハンバーグ美味しいですっ！下野さんも一口どうですか？」


そう言ってハンバーグを挟んだ箸を持ち上げ下野さんに聞いてみる。


下野「えっ？！い、いや……俺はいいよ……」


それ、間接キスじゃん……
分かってるのかな……


A「でもすっごく美味しいんですよ？」


いや、そこまで美味しいって言われると食べてみたいけど……
Aちゃんってもしかして鈍感？

下野「……じゃあ、一口…だけ……ん！んまい」

A「ね？美味しいですよね♪」


もう、なんかいろんな意味でありがとう……
ハンバーグ美味かったし、なんかAちゃんと間接キスできちゃったし……

それから俺は食べてても味が分からないぐらいドキドキして何を話したかも覚えてなかった……



A「今日はごちそうさまでした」

下野「いいえ。また……良かったら食事、誘ってもいいかな……」

A「え？……はい！ぜひ」

下野「ほんと？やった！じゃあまた、連絡するから」

A「はい、分かりました」

下野「あ、あと敬語じゃなくていいから」

A「でも下野さん年上ですし……」

下野「俺がいいって言ってるからいいの！次から敬語使ったらほっぺにキスしちゃおうかな」


なんて冗談を言ってみる。


A「えっ？！な、な、な、何を……言い出すんですか！」

下野「えー？そう言ったら敬語使わなくなるかなって(笑)」

A「……わ、分かりました……がんばりま、す……」

下野「じゃあ、今からスタートね。今日はこれで終わりだし家まで送るよ」

A「いえ！悪いで…悪いから……」

下野「(笑)俺が心配だから送る。さっき迷子になったじゃん」

A「あれは知らない場所だった…から！」

下野「一旦止まるんだね(笑)いいから。行くよー」

A「え？あの……」


あれから下野さんに押し切られる形で送ってもらうことになった。
その間も話の時に何回も敬語を使いそうになって下野さんに笑われた……

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