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声 65 ページ5
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チョロ松視点
チ「僕たちの妹を探しています！どうか見つかったらこの電話番号に_____」
何回この言葉を続けたのだろう
人々の足が途絶えないこの商店街、1人ポツンと立って、僕の妹、Aのことを話していた
Aがいなくなってもう3日が過ぎた
この3日間、ぼくにとって、兄弟にとってすごく長く感じた
Aがいない世界が、こんなにも僕たちの兄弟に影響を与えるなんてさ
ふぅーと、息を吐く
少しの休憩
思えばぼくは、一番にAと接触をしてなかった気がした
いつもAはおそ松兄さんや十四松の隣にいた気がする
ぼくはいつも、その様子を笑顔で見守っていた
あぁ、あの時こうすればよかったな…
もっと話しかければよかった
そう思っている
たったの3日間、いや、この3日間で僕たち兄弟は変わってしまった
A…やっぱり君がいないと僕たちは生きてる意味がわからなくなってしまうよ
こんなにも愛しい僕たちの妹、A
たとえ声が出なくたって、僕たちは愛してるよ
だって、僕たちの自慢の妹だもん
絶対僕たちが見つけて、助け出す
どんなに傷ついても、僕たちが守ってみせるから
だから、だからまた………
チ「またぁ……笑顔を見せてよ……」
雨の中、ぼくの声は人々の声でかき消された
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