声 59 ページ33
トド松視点
ト「Aが持ってるその色鉛筆、ずいぶん延期が入ってるね〜。そんなに大切なものなの？」
僕はこの前、絵を描いていたAの近くにあったずいぶん小さくなってしまった色鉛筆を見てそう言った。
Aはコクンと頷いた。
そして、紙を切り取って何かを書いて僕に渡してきた。
僕は目を追って読み始めた。
『この色鉛筆はね？
私が小さい時に、誕生日の時に、お母さんが買ってくれたものなんだ〜！
だからずっーと、大切に使ってるんだ〜。
物を大切にしているとね？そのものから声が聞こえてくるようになるんだよ？
私一度でいいから、色鉛筆さんとお話して見たいな〜！』
い、色鉛筆さんとお話……。
ト「そ、そっかぁ〜！それで大切に使っているんだ〜！」
僕はなるべく、笑顔で言った。
Aは笑顔でコクンッ！と頷いた。
そして、Aは自分のスケッチブックに何かを描き始めた。
鉛筆を一旦置いて、色鉛筆の中からピンクの色を取り出し、綺麗に塗っていった。
そして、完成した絵を僕に見せてくる。
ト「うわぁ……すごいね！A！僕を描いてくれたの！？」
僕は驚きながらAに聞いた。
Aは恥ずかしながら、コクンッと頷いてくれた。
僕の色のピンクのパーカーや、仕草、全部そっくりでびっくりした。
「Aは絵の才能に恵まれてるね！」と言ったら、今日1番の笑みを見せて頷いた。
ト「そっかぁ……そっかぁ……」
気がつけば、泣いていた。
周りから見たら、僕は変な人に見えるだろう。
けど、そんなの気にしない。
上を向いて、笑顔を作る。
ト「どこにいるんだよ…A…」
僕は静かに、そう呟いた。
_________________
お気に入り登録145人…
評価が62……
ありがとうございます！( ；∀；)
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベジータ - 背景画像いいけどなんかいや (2019年10月3日 6時) (
レス) id: 8608eb1a73 (このIDを非表示/違反報告)
ベジータ - はじめましてベジータです あの…背景はいいとおもう…。 でも文章はよめるけど次ページいくときの文字よみにくい…色変えたほうがいい 別に悪くはいってないですよ！？ ごめんなさい (2019年10月3日 6時) (レス) id: 8608eb1a73 (このIDを非表示/違反報告)
霊 - それな (2018年2月17日 23時) (レス) id: 3d55051bee (このIDを非表示/違反報告)
曖那 - 面白いですね♪これからも頑張ってください!!! (2018年1月3日 11時) (レス) id: b59e7160ce (このIDを非表示/違反報告)
ヒト - フランドール，スカーレットさん» ですよね！綺麗ですよね！こういう色合い、私好きなんですよ！ (2017年12月7日 23時) (レス) id: d81795168a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
