声 58 ページ32
トド松視点
ト「くそっ！！」
足元にあった缶を蹴る。
僕は朝早くから家を出た。
なんとなくいられる状況じゃなかった。
まず、気まずくなると思うし。
何にも持たないで出てきてその上、朝ごはんも食べてきてない。
あーー、お腹すいた。
多分、兄さんたちは家を出てAを探してるんだろうな。
一回家に戻って朝ごはん食べに帰ろうかな。
そう思った時。
「にゃ〜？」
僕の足元で、上を向けながらそういう猫がいた。
真っ白な毛並み。青く澄んだ目。
まっすぐ僕の目を見る猫を僕は抱き上げた。
すぐ近くにあった公園のベンチに座って、太ももに乗せる。
体をうずくまって丸くなる。
そうか……もう秋か………。
あっという間だな…
そう思って空を見上げる。
雲がなければ、カラ松兄さんの色が見えたのに。
怪しい雲の流れが早く感じた。
ト「じゃあね。気をつけてね」
いやいや子供じゃないんだから。
そう言って、腕の中から猫を離した。
猫はこっちを向いて、僕の目を見つめてきた。
なんか、全て見透かされているような…そんな感じで。
ト「寒いから早く暖かいところにおかえり」
僕はそう言って、猫の頭を撫でた。
嬉しそうに目を閉じて頭を擦り付けてくる。
《ありがとう》
ト「えっ………？」
僕が手を離すと、猫は真っ先に走って行ってしまった。
確かに《ありがとう》と聞こえた。
あ……前、Aから聞いたことがあるな……。
僕は目を閉じて、少し前のことを思い出した。
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ベジータ - 背景画像いいけどなんかいや (2019年10月3日 6時) (
レス) id: 8608eb1a73 (このIDを非表示/違反報告)
ベジータ - はじめましてベジータです あの…背景はいいとおもう…。 でも文章はよめるけど次ページいくときの文字よみにくい…色変えたほうがいい 別に悪くはいってないですよ！？ ごめんなさい (2019年10月3日 6時) (レス) id: 8608eb1a73 (このIDを非表示/違反報告)
霊 - それな (2018年2月17日 23時) (レス) id: 3d55051bee (このIDを非表示/違反報告)
曖那 - 面白いですね♪これからも頑張ってください!!! (2018年1月3日 11時) (レス) id: b59e7160ce (このIDを非表示/違反報告)
ヒト - フランドール，スカーレットさん» ですよね！綺麗ですよね！こういう色合い、私好きなんですよ！ (2017年12月7日 23時) (レス) id: d81795168a (このIDを非表示/違反報告)
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