声 55 ページ26
・
玄関の前で膝を手につき、一呼吸する。
思い切って玄関を開けた先には、血がドロドロと居間に向かっているシミがあった。
チ(な、なんだよ……これ…！)
他の兄弟は帰ってきているようだった。
チョロ松は、靴を乱暴に脱ぎ捨てて、居間へと向かった。
バンッッ！！！
大きな音をさせて、襖を開けた。
そこにいたのは…………
ト「チ…チョロ…ま……つ…にぃ…さん…」
目に大量の涙をためているトド松の後ろには、
あの明るい黄色のパーカーが、赤く、染められていた。
見えている限りの素肌には、ぐらい怪我をしていた。
チ「じ……十四…ま、つ？」
十「チョ、チョロ松…にいさ…ん…！」
助けを求めるかのように、体を起こそうとする十四松。
その目には、不安がいっぱいだった。
すぐさま、チョロ松は、十四松を寝かせ、回りにみんなが群がった。
チ「ゆっくり…ゆっくりでいいから…どうしたの？」
十「あ…あの、ね……………」
これから聞くことが嘘であるように________
十「Aが…！連れ去られた…………」
えっ……………………？
その場にいる兄弟全員が顔を青くした。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベジータ - 背景画像いいけどなんかいや (2019年10月3日 6時) (
レス) id: 8608eb1a73 (このIDを非表示/違反報告)
ベジータ - はじめましてベジータです あの…背景はいいとおもう…。 でも文章はよめるけど次ページいくときの文字よみにくい…色変えたほうがいい 別に悪くはいってないですよ！？ ごめんなさい (2019年10月3日 6時) (レス) id: 8608eb1a73 (このIDを非表示/違反報告)
霊 - それな (2018年2月17日 23時) (レス) id: 3d55051bee (このIDを非表示/違反報告)
曖那 - 面白いですね♪これからも頑張ってください!!! (2018年1月3日 11時) (レス) id: b59e7160ce (このIDを非表示/違反報告)
ヒト - フランドール，スカーレットさん» ですよね！綺麗ですよね！こういう色合い、私好きなんですよ！ (2017年12月7日 23時) (レス) id: d81795168a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
