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背後から�霤沈萓検�
『ひっ .... �霤弔擦鵑� ... 』
「寒いやろ。中あっためてあるから早う入り」
『.... はい』
先生の言う通り
中はあったかくて、
先生の香水の匂いが微かに香った。
長テーブルに向かい合わせになって座ると、
コトン、とマグカップを置いてくれた。
淹れたての紅茶。
「....卒業、してもうたな」
普段はジャケットを
羽織るだけのシンプルな服装が多い中、
今日はきちんとネクタイもしている。
かっこいい。
『ありがとうございました』
声が震える。
締めっぽい雰囲気に負けそう。
「ん。こちらこそありがとうな。
楽しかったわ」
先生が目を伏せて言う。
いつもならジッと見つめる先生なのに、
今日は目が合わない。
嫌な予感がする。
「言わなあかん事があんねやけど ...
聞いてもらえるか」
そして私の予感は大きく外れた。
「正式に離婚した。
今日から結婚を前提に付き合うてくれへんか」
"結婚を前提に。"
『私でいいんですか？』
「Aさんやないとあかんわ」
視界がぼやけていく。
『お願いします』
涙をこぼして言うと、
先生は立ち上がり、
テーブル越しにわたしの頬を撫でた。
「もう、先生はやめや ... ？」
甘い口づけ。
緊張が解けないわたしを、
大丈夫やで、って言うみたいに
やさしく唇を重ねてくれた。
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作者名：みっこ | 作成日時：2021年12月4日 0時
