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「よしっ！」
ベクと2人でかけた南京錠は、なんだか居心地が悪そうに見えた。
それからベクは、赤いポストの中に南京錠の鍵を入れると、私の手に指を絡めた。
壊れそうなくらい熱くなる胸が、ベクの言動ひとつひとつで大きく揺れる。
あぁ、だめだ。
もう私、この人のこと好きになってる。
完全に、意識しちゃってる…
知らない間に芽生えた恋は、いつの間にか私の中ですくすく育ち、誤魔化せないほど大きな花を咲かせていた。
どうか、気づかないでください。
ベクが私に優しくするのは、私のことをそんな風に意識してないから。
私がベクにその気がないと思ってるから。
友達ぐらいにしか思われてない。
きっとそう。
だから、バレちゃいけない。
このまま、ベクの隣で笑っている為に。
この気持ちの変化は、
絶対に知られちゃいけない…
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zuyugo(プロフ) - こんばんは(^^)いつも楽しみにしています、続きがいつも気になります…！切ない感じが大好きです！応援してます(^-^) (2019年1月29日 20時) (
レス) id: 53905cc901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるり | 作成日時：2018年12月12日 14時
