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少しして、警備の人かマネージャーなのか、体の大きな男の人たちが女の子の群れをかき分けながら歩いてきて、その後ろから綺麗な顔をした数人の男の子が現れた。
彼らはキラキラした笑顔を女の子にふり撒き、長くて細い手でヒラヒラと手を振っている。
まるで、そこだけ別世界のよう。
ついさっきまでテキパキ仕事をしていたお姉さんでさえ、うっとりした表情で彼らを見つめている。
そりゃあんなかっこよかったら女の子達もキャーキャー騒ぐよね…
他人事のように呟き、やっと人の少なくなった出口に向かう。
店に戻ったら、リン君にお礼を言わなきゃ。
それから新作のDVDのポップを作って…
そういえば、今日はギョンスさん来てくれるかな？お話ししたいことがたくさんある。
早く店に帰ろ。
少し小走りになるった足を、人の波がすれ違うように去っていった。
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作者名：るるり | 作成日時：2018年4月28日 12時
