今日:32 hit、昨日:0 hit、合計:63,671 hit
小｜中｜大
20 ページ20
・b
…え、
「なにそれ(笑笑)」
吹き出したチャニョルに、
「飴？」
ギョンスとカイは不思議そうに首を傾げた。
彼女から渡された紙袋の中、そこには色んな味の棒付き飴が花束みたいに束ねられたものが数十本入っていた。
「なにこれ」
ますます謎だ。
「これ食べきれるかな」
飴の花束なんて初めて貰った。
彼女は、やっぱり変わった人だ。
変な人。
「なんかこの飴、舐めてると味変わるね」
横から手を伸ばしてきたチャニョルが、ピンク色の包みの飴を奪うと口に放り込んで言った。
本当だ、メロンの味がしたかと思ったらブドウに変わった。
変なの。
彼女も、この飴も、
コロコロ表情が変わって、なんか掴めない。
また、いつか会えるかな。
会いたいな。
きっと、会えるよね…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るるり | 作成日時：2018年4月6日 5時
