こんな人生って (ページ7)

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お昼を食べ終わり、
美味しかったね、と話しながら会社に戻ってきた

「戻りました〜」

隣の席の健さんは現在不在

多分昼休憩に行っているのだろう

仕事の続きをし始めて20分が経った頃
戻りました〜と、健さんが帰ってきた

健「Aちゃん」

名前を呼ばれて、健さんに目を向けた

「はい」

健「今日の夜、空いてるか？」

「あ〜はい」

健「明日休みやから
臣の歓迎会するんやけど来るか？」

臣さんの歓迎会か

莉沙も来るのかな

ここに来て１年の私は
みんなと仲良いかと言われると、まだまだだ

莉沙がいると心強い…

健「ちなみに莉沙ちゃんは来るって」

「あ、」

いつの間に…！

「じゃあ、私も行きます」

健「よっしゃ、決まりな」

はい、と返事して
午後の仕事に取りかかった

PM5時半

定時になり、みんな帰る準備をし始めた

用事があるからと帰る人もいれば
飲むぞ〜！と意気込んでいる人もいる

健「ほな行こか」

「はい」

会社の近くに和味(なごみ)という居酒屋があり
みんなで行くとなったらだいたいこのお店

莉「お疲れ〜！」

「お疲れ〜」

エレベーター前で待っていてくれた莉沙

健「莉沙ちゃん、いつでも元気やな〜」

特に今日はテンション高くない？

莉「今日は飲みますよ〜！」

健「おう、飲も飲も！」

私も莉沙もどちらかといえばお酒が強い方で
先週も2人で和味に行ったばかり

2人で飲みに行く時より
やっぱり一段とテンション高くない？

さては…と、無意識に莉沙をガン見していたらしく
何？と言われた

「え？ううん、なんでもない」

健「2人とも潰れても俺が介抱したるで
たくさん飲みや！」

莉「え〜なんかセクハラ〜」

健「なんでや！今のもあかんかったか？！」

境界線難しいな〜、と
眉間に皺を寄せて悩んだ健さんだった

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