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浮き輪の空気を入れるために
海の家までやってきた


岩「ここに確かあったんだよね」


そう言われ
剛典くんも来たことがあるんだな、とまた勝手に解釈

女の子…とだよなぁと考えていると
浮き輪貸して、と言われて渡した


モッテモテだったんだろうな〜

あ、でも彼女いた時かな?
彼女と来てたのかな


って、いやいや
私は何を考えているんだ

と、空気を入れてくれている後ろ姿から目を逸らした




周りにいる沢山の人たちを見ていると
莉沙っぽい人を見つけた


あ、莉沙?

そうだ…ビックリさせてやろう


私を起こしてくれなかった仕返しだ、と
悪い考えが浮かび、近づいて行った


文句言ってやる




するとパッとこちらを振り向いたその人


あれ?なんだ、違う人じゃん
めっちゃ似てた


「ふふっ」


全然違う人だったことに
1人で控えめに笑って海の家に戻った










あれ?剛典くんは?


元いた場所に戻ったのに
いるはずの剛典くんの姿が無くなっていた


周りをキョロキョロするも
全く知っている姿が見当たらない


えぇ…嘘ぉ…

この場所だったよね?
この、ここにある空気入れ使ってたよね…?


もしかして私がいないと思って
探しに行っちゃったのかな…

やってしまった…


もう!莉沙に似てる人がいたから!、と
謎に知らない人に罪をなすりつける私


なんて性格の悪い女

剛典くんも聞いて呆れるよ…


でも私がここから動いちゃうと逆に出会えない気がして
動かない方が堅実だ、とここで待つことにした








けれど5分経ち、
待てど暮らせど変わらないこの状況


「はぁ…テント戻る?」

と、ボソッと独り言


といっても方向音痴を自覚している私

多分こっちだったよな、くらいにしか分からない


「ん〜〜〜〜〜」


行く…か?

どうする…?!




はぁ…コテージに到着したと思えばベッドで眠って
今度は迷子って…手のかかる女すぎるだろ…












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おうどん(プロフ) - うめおおかみさん» そうなんですか!またひょっこり登坂考えてみます! (2023年3月9日 1時) (レス) id: 4b68f471d0 (このIDを非表示/違反報告)
うめおおかみ(プロフ) - たまに出てくる登坂に萌えます (2023年3月8日 15時) (レス) @page44 id: 6a2524f7f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おどぅん | 作成日時:2023年2月14日 23時

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