こんな人生って

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みんなで2件目に行くことになりお店を出た


こういう場合
やっぱり男の人がお金を出してくれる

けど、
ありがたい反面申し訳ない、とも思うんだよね

ま、男としての意地？みたいなものはあるか





次のお店まで歩いていると
もうすでになんとなく出来ている
男女の組み合わせ


私は前に座っていたし
1番会話をした岩田さんと並んで歩いている


「すいません、さっきは」


岩「なにがですか？」


「莉沙がなんか私をオススメしちゃって」


岩「え、全然。むしろありがとうって思ってました」


「ありがとう？」


岩「ほんとに最初見た時、可愛い人だなって思って」


ここまで言われると
本当に思ってくれたのかと恥ずかしくなった


岩「僕の前に座ってくれて、よし！とか思ってました」


「あはは、ほんとですか？」


ほんとですよ！と
私を見て真剣な顔で言ってくれた岩田さん


岩「まあ、第一印象って顔だけになっちゃいますけど」


「確かに」


岩「でも喋っても、いい子だし
お酒強いのも同じで
莉沙ちゃんにもオススメしてもらったし？ははは」


「あはは、私は莉沙をオススメしますよ」


でも莉沙ちゃんは隆二の方がいいみたいだから、と
前を歩いている2人を見て言った


「あ〜ほんとだ、残念ですね？」

と言うと、残念だなー！と
大袈裟に悲しがっている岩田さんを見て笑っていた













歩いて15分ほどだろうか

もう少しで2件目のお店に着くところ

反対側の歩道を見たことのある姿が目に入ってきた






あ、臣さんだ…






すっかり頭から消えていたはずなのに
また思い出してしまった


岩「Aちゃん？」


岩田さんに名前を呼ばれてると
立ち止まっていることに気づいた


「あ、いや、あはは」


岩「大丈夫ですか？」


「大丈夫です！行きましょう」

そう言って、岩田さんの腕を引き
莉沙たちに着いていった











臣さんの隣

綺麗な女の人がいた

腕を組んで歩いていた

きっと優香さんって人だ














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