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エレベーターに向かうと
案の定、人が並んでいたので
階段で行こうということになった


「臣さん、仕事暇なんですか?」


臣「え?」


「いや、わざわざ手伝ってくれたので…」


臣「やること山積みだよ」


「え?してきてくださいよ!」


臣「ははっ、嘘だよ」


臣さんの半歩後ろを追いかける私

人気のない階段を
2人の声と足音だけが響く


「もう…臣さん本気なのか冗談なのか
判断しづらいんですよ…」


臣「大阪でボケ学んできたつもりだったんだけどな〜」


「もっと健さんみたいに大袈裟にボケてくださいよ」


臣「難しいね」


いや健さんみたいに
ガンガンにボケられてもか…

臣さんはこのままでいい…!


「そういえば全然標準語ですよね」


臣「うん、逆に健ちゃんが凄くない?
何年もこっちにいるのにめっちゃ関西弁じゃん」


確かに…そうですね、と笑って話していると
気づけば資料室の前に到着した


「あ、私開けますね」


臣「ありがとう」


私が扉を開けると

臣「うわ」


うわ?


臣「相変わらず物置だね、ここ」


「あ〜」


かなり物が溢れかえっていて
それぞれの置き場が決まっていない状態


臣「気をつけてね、そこ」


「あ、はい」


よいしょ、と
床に段ボールを置いた臣さん



本は…あったあった

なんだこれ
適当に並べていいのかな



持っていた本たちを
とりあえず小さいのから順番に並べてみた


おっけー?かな?


臣「!!…あっぶね」


「え?」


後ろから声にビックリしながらも振り向くと
目の前に臣さんの胸

見上げると
私の後ろに手を伸ばしている


するとこっちを見た臣さん



ち、近い…
そしてこの光景…デジャヴだ



臣「落ちるところだった」


臣さんの手元を辿ると
私の上に落ちてきそうだった段ボールを
支えてくれていた












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おうどん(プロフ) - うめおおかみさん» そうなんですか!またひょっこり登坂考えてみます! (2023年3月9日 1時) (レス) id: 4b68f471d0 (このIDを非表示/違反報告)
うめおおかみ(プロフ) - たまに出てくる登坂に萌えます (2023年3月8日 15時) (レス) @page44 id: 6a2524f7f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おどぅん | 作成日時:2023年2月14日 23時

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