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菜々に、服装はこんな感じでね！
なんて指定され
「ねぇ、ほんとに大丈夫なの？」
興味本位で行くとは言ったものの
今更不安になってきた私
菜「大丈夫！
先輩においでって言ってもらったんだから！」
「うん…」
そもそもまだ高校生の私たち
お酒飲まなきゃ1つ年齢誤魔化すくらい大丈夫だって
先輩に言われたらしいんだけど
ほんとに大丈夫なのかな……
菜「あ、ここだ」
菜々に着いて行くと辿り着いた場所には
20代くらいの男と女が列を作っていて
どんどんとその建物に人が入って行く
菜「ちょっとドキドキするね」
うん、確かにドキドキする
色んな意味でドキドキする……
無事に建物内に入ると
ガンガンなっている音楽
そしてすごい人の数
菜「先輩、ここに来てくれるって」
「わかった」
周りの音楽と話し声にかき消されないように
相手の耳元で話しながら会話をした私たち
先輩「あ、菜々ちゃん！」
菜「先輩！」
先「久しぶりだね〜」
菜「そうですね！」
先「その子がAちゃん？」
そう言った先輩の目線は私の方に向き
そうです、と菜々は頷いた
「あ、どうもです」
先「初めまして〜ほんとだ可愛いね」
菜「でしょ？」
「え、いやいや…」
菜々は、言ったでしょ？とでもいうような表情
先「とりあえずこっち！」
先輩は菜々の手を、菜々は私の手を引き
連れて行かれるがままに着いていった
先「連れてきたよ〜」
着いた場所は階段を上がった2階の場所で
ソファとテーブルが設けてあった
そこにいた2人の男の人
先輩の友達らしい
先「どうぞ、座って」
そう言われて
菜々と2人並んでソファに腰掛けた
友1「何飲む？」
先「未成年だっつの」
友1「あ、そうかそうか。笑」
友2「さすがに飲ませるのはやばいか。笑」
その会話にお酒のことだと分かったけれど
そういえばこの人たちは何歳なんだろう
テーブルを見る限りお酒があって
未成年ではないということだけは分かった
友1「名前なに？」
そう聞いて来たのは
私の隣に座っていれ男の人
「あ、Aです」
友1「Aちゃんね」
「はい」
友1「彼氏いないの？」
「いないです」
友1「えー可愛いのにね」
「いやいや…」
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作者名：おどぅん | 作成日時：2023年5月23日 10時
