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菜「明日から夏休みだね！」
そう、菜々のいうように
今日は夏休み最後の学校
「そうだね〜
なんか3年になってから過ぎるの早いんだけど」
菜「そうー？」
夏休み何しようか、なんて話しながらも
私の頭の中はやっぱり紫耀くんのことで…
初めて私が授業をサボったあの日からも
紫耀くんはたまに教室に顔を出すけど
なんだか話しにくくて…
そう思ってるのは私だけなのかもしれないけど
でも話せていないのが、現実
そういえばあの後
海人くんが私の元にやって来たんだよね
ごめんねって
海「紫耀に怒られちゃった…」
そう悲しそうな顔で言った海人くん
大丈夫だよ、って言ったけど
何度もごめんねって
どれだけ紫耀くんに怒られたのって
少し可哀想に思っちゃった
先生「明日から夏休みだけどちゃんと宿題するんだぞ！」
最後の先生の話を聞いているのかいないのか
早く終わらせてくれよ
と言わんばかりにザワザワしている教室
先「よし、じゃあ「終わったー！」
先「おいお前ら！…ったく」
先生も大変だね…
次々と席を立つみんなに私も席を立った
そしてやっぱり隣の席には誰もいなくて
いつものことだけど悲しい
菜「帰ろーう」
「うん！」
家に着くまでに菜々と花火大会行こうね、とか
プール行こうね、っていう話をたくさんした
………まだ進路決まってないけどね……………
私も菜々と同じ大学行こうかなー
間違いなく楽しいよね？ね？
夏休みが始まって1週間が経った
めんどくさいことは最初にするタイプの私は
この1週間宿題ばかりしていた
てか、それしかしてない
「終わった〜！！」
あーもう無理
勉強なんてキライ
そう思いながらベッドにダイブした
♩♩♩
「ん？」
菜々今日暇?
菜々だ
約束は明後日のはずだけど
Aうん。どうした?
菜々クラブ行かない?
「クラブ？」
イメージでしかないけど
男女たちが踊り狂うあのクラブ？
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作者名：おどぅん | 作成日時：2023年5月23日 10時
