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「こんな所で待ってたの?」



それから暫くして戻ってきた紫耀は

わたしを見て大きな目をより一層見開いた。



「うん、お店が見つからなくて」

「そっか。ごめんね遅くなって」



白い息を吐く紫耀だって寒いはずなのに

自分のコートをわたしの肩にかけてくれる。



「だめだよ、紫耀が寒いじゃん」

「いいから。着てて、寒いんだろ?鼻まで真っ赤だから」

「う、うん‥ありがとう」



鼻が赤い理由は‥どっちなんだろう‥。

そんなことを考えながら
紫耀の家に向かったのは昨日の出来事で


今日は朝からなんだか喉の奥に違和感を感じている。



「行ってきまーす」

「いってらっしゃい」



お母さんに見送られて今日はマフラーをして家を出た。



「A、おはよ」

「おはよー。紫耀昨日はミンに会わせてくれてありがとね」

「全然。また来て」

「あ!紫耀、Aちゃんおはよー」

「玄樹くんおはよ」



教室の前で紫耀と別れて玄樹くんと席に座る。

隣の席の優太は朝練終わりで眠いのか机に突っ伏していたのに

ホームルームのチャイムが鳴ると体を起こして

わたしの顔を覗き込んできた。



「なに」

「いや なんも」



よく分からない行動を気にも留めていないフリして

窓の外に視線を変えた。

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設定タグ:岸優太 , 岩橋玄樹 , 平野紫耀   
作品ジャンル:恋愛
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ふてぃか(プロフ) - 紫耀くんとくっついて欲しい 、 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 6381a07ad2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - 紫耀くん、もっとエンジン吹かしちゃえ! (2019年10月10日 23時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - 我慢できずにコメント失礼します!!これは長期戦でしょうか?!ですよね!?最高です(T . T)わたし自分の作品最近行き詰まってて本当にこの作品に癒されてます(T . T)これからも楽しみにしてます、! (2019年10月10日 22時) (レス) id: 73079acea1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも読ませて頂いています。今回も切ない(T-T)でも私はやっぱり岸君と結ばれて欲しいです。月城さんの思うツボなんて悲し過ぎるし。 (2019年10月9日 23時) (レス) id: 4102c61a44 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - もう、これは、わたし、紫耀くんと、くっついて頂きたいです。笑 (2019年10月9日 23時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年10月4日 23時

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