【ヘタリア】え、私の性別…気づいてなかったの?【逆ハー】

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アメリカはメガネをはずし


浴槽にもたれながら一息つく。




「いやぁ〜、あったまるなぁ」


『私…のぼせそうです……』



「え、お前まだ入ったばっかりだぞ?早すぎるだろ」




Aは恥ずかしいと言うことで


三人に背を向けて湯に浸かる。


彼女は異性を意識しすぎて、血迷いかけている。



ほんのり頬が紅いのは


温泉の温度と三人が居るせいである。



「もう、あがろうかな」と呟くA。


そんな彼女を、三人は必死に止める。



「君、さすがに早すぎるんだぞ!!」


と、アメリカは彼女の手首を掴んだ。



「す、少し窓を開けよう!風に当たれば大丈夫だろ!?」


と、ドイツは彼女の左肩を掴んだ。



「お前はもう少し入っとけって!!初の日本オンセンなんだろう!?」


と、イギリスは彼女の右肩を掴んだ。




『なっ、、、、、!?』




敏感な女性の身体を触られたAは



力が抜け再び湯に引きずり込まれた。



さっきよりAの顔が紅いのは


もう言うまでもない。




「な、大英帝国様の俺がいってんだぜ!?」


「ま、窓は開けたから大丈夫だろ?」



「Aも日本のオンセン、満喫しようじゃないか!!」




そして、彼らが女性の身体を触っても気が付かないのは


あまりにも彼等が必死だったことと


Aが筋肉質だったからだ。



実はA


昔に鍛えすぎてペッタンになってしまったそうだ。



あまり彼女は自分の肉体に関心はないようだが


いくらなんでも男性と入浴するのは抵抗がある。



そして、「なぜ彼等はここまで必死なのか」


と、疑問を抱く。


敢えて尋ねはしないが…。




『まぁ…風に当たるとましですが…』


「じゃあ、ゲームでもしてテンションあげてこうじゃないか!!」



『テンションまで上がったら頭がショートしそうなのですが…』




浴場に響く声も


彼女にとっては不愉快であった。


なぜなら今にものぼせそうだから。




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