【ヘタリア】え、私の性別…気づいてなかったの?【逆ハー】

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彼女がシャワールームから出てくるのを待つイギリス。


腕を組、眉間にシワを寄せて困った表情。




俺、アイツと混浴しちまったよな…。


あっ、、アイツ、、タオルの巻き方は普通だったのか!?


文化とか関係なく!?


ヤバイぞ…


紳士の俺がレディの素肌を気安く触ったなんて


混浴するなんてことっ、、。


って、ドイツの野郎もアメリカも触ってたよな!?


確かにAは無口で男勝りではあるが


俺達は今までAと何をやってきたんだっ、、?


(※すれ違いです)



俺達は今までAの何を見てきたんだっ?


(※体は見たじゃないですか)



しかも俺、なんか記憶がうっすらしてる時って何をしてたんだ?


何か紳士としていけない事をしたような…


(※女性を抱き枕にしました)




彼は壁に頭を打ち付けても思い出せない。




こんな辛いことは他にな……


な、、、、いこともないか。


アメリカの独立と比べればこんなものっ、、。


(※「こんなもの」とは失礼です)




『イギリスさん、シャワーありがとうございました』


「!?あ、あぁ…風邪引かないようにな…」




ドアがいきなり開き、例の彼女が入ってきた。


イギリスは変に意識をしてしまい若干声が裏返る。


どうやらAは予備の服を持っていたらしく


それに着替えてあった。いつもの軍服姿だ。


彼女を女性として見ると


なんだか新鮮で、胸がｷｭｯとする。




『旅行…雨ですがどうしますか?』


「あぁ、そんな事もあろうかとプランをいくつか考えてたからな。大英帝国様に任せとけ」


『なるほど。よろしくお願いします』



「OK.(まぁ、お前がレディだったのは予想外だが…)」




そんな訳で


時間も少ないがアフタヌーンティーしながら


彼はバラ農園やアメリカとの思い出、


武勇伝などを語った。



アルバムを開いて写真を見せるときも


大英帝国様は彼女の瞳から目を逸らさず


微笑みかけながら語る。


そんな彼に、Aは少し


鼓動が早くなるのを感じる。




今まで…こんな態度見せなかったのに…。




ギャップ萌え…と言うやつだろうか。




「お、雨止んだな」


『そ、そうですね…』



「……?」




雨後晴れで、青空に虹が架かる。




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