【ヘタリア】え、私の性別…気づいてなかったの?【逆ハー】

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会議中、どうしても話題が脱線してしまう。



そこで出番なのがドイツ。


今日も声を張って指示をだす。




「コラ!問題は解決してないぞ!もっと会議に集中しろ!!」


「まぁまぁ、そうガチガチしないある。ゆっくり菓子でも食って、のんびりするあるよ」




「ささ!Aも食べるあるよ〜」と、彼女に薦めた。


新人であるAは、疑いもせず１つ袋をとる。



それを見た、日本とドイツはギョッとした。




「嗚呼っ、中国さん…材料はどこの産地ですか?」



「ん、産地あるか?心配しなくとも、バッチリおいしくしてるある!!」


「Aっ、それを食うな!?」


『…なぜですか?』




日本は彼女に「お腹壊しますよ」と耳打ちした。


思わず立ち上がったドイツも、日本の行動で再び腰を掛ける。




「日本…なに吹き込んだあるか?」




ムッとして中国は尋ねる。


彼女をよそに、二人はもめ事が起きる。



ドイツはその二人を止めるために、気がそちらに行った。




「ヴェ……お腹がぁ〜」




イタリアもお腹が空いてて、三人の中に加わってしまった。


みんな思い思いに行動し始める。



そんな中隙を見て、イギリスはAにあるものを差し出した。




『あの…コレは?』


「お前にやるよ。新メンバーになったから、その祝いを込めて……って!」





「別にお前のためじゃ無いからな!!貸を作っただけだからな!!」と、イギリスはツンツンする。


彼女はその様子を見て一瞬戸惑ったが



気にしないように、袋から品を取り出した。




『えっと……一体コレは?』


「俺特製のスコーンだ!」



『コレがスコーンと言うものなんですね…』



スコーンを知らないAは


真っ黒な固まりをいろんな方向から眺める。



彼女からの第一印象は「宇宙のように真っ黒だな」らしいが


心の中でしか呟かなかった。



そしてAはまた



何一つ疑わずにそれを口に運んだ。





バタン。




「お?Aどうかしたか?」




イギリスもまた


自分の料理の才能に疑いもしなかった。




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