【ヘタリア】え、私の性別…気づいてなかったの?【逆ハー】

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さすがの彼女も目をぱちぱちさせて驚いた。



そんな彼女を見て



皆はサプライズが成功したことに胸が踊る。




『掃除と言うのは…』


「はい、嘘ですよ。」




「…驚きました。」と、Aは少し微笑む。



またまた残念ながら その微笑みは


真正面の日本にしか見えなかった。



あと、彼女が今回本当に一番驚いたのは


男三人と混浴したことなのだが、、。




「さぁさぁ、座るあるよ!」


「今日だけは特別に、Aが主役なんだぞ!!」


『ありがとうございます。』




テーブルに並ぶたくさんの品。


ワインやらジュースやら、パスタやらスープやら



もうジャンルなんて多すぎて数えきれない。


さすが、各国が集まっているだけある。



しかし、そんなキラキラした食べ物より


Aは一人ある変化に目がいく。




『あれ……?』




「何故くるんが増えている?」と驚いた。


彼女の目線の先には



顔をトマトのように真っ赤にしたロマーノの姿。


実は彼と彼女、初対面である。



ん?何故ロマーノは顔がトマトみたいかって?


ははは…それはですね、、




『えっと、はじめまして』


「ぼっ、ボンジョールノ……」





この中で唯一



Aを女性だと認識したからだ。


最初、弟から「優しいヤツだよ!」とだけ説明されていたため


「ヤツ=男」と思っていたロマーノ。



しかし実際会ってみると女性ではないか。


予想外な出来事に慌てる彼。


当たり前だ。ベッラの前と言うのに


服をバッチリ決めて来てないではないか。



彼はイタリア男性として、恥だと思ったのだ。



そんなロマーノの事など知らず、彼女は隣に座る。




『私はAと言います。よろしくお願いしますね?』


「え、、あっ、ロマーノです、ハイッ…」



「に、兄ちゃん大丈夫?なんか変だよ?」


「はぁ?別に変じゃっ、、、…すみません。取り乱してしまいました。」


『いえいえ、お気になさらずに。それより、お二方は兄弟だったのですね』


「うん、そうだよ!あとごめんねA〜。いつもは兄ちゃん こんなんじゃないんだけど…」




「バカッ言うなよ!?」と、ロマーノは耳打ちした。


ロマーノには弟の態度が理解できないのだった。


女性が目の前にいらっしゃると言うのに…と。




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