ロールキャベツ【TH】 (ページ38)

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ガヤガヤガヤガヤ

TH「デートってこんな所で良かったの？」

「うん！！！」

ここが毎週テヒョナが来てるチェスクラブか

あの日の夜テヒョナをデートに誘った
誘うのってあんなに勇気あるなんて知らなかった

どこかにお出かけってよりもいつもテヒョナが来てる所に私が行ってみたかっただけ

TH「Aちゃんチェスのルールも知らないでしょ？多分つまらないよ？」

「いーの！」

「……テヒョナの好きなもの知りたくて来たんだもん」

TH「え？！」

「何照れて顔赤くしてるのよ！！」

TH「だってAちゃんが積極的だから」

「別にそんなんじゃないもん！！」

TH「でもすごい嬉しい、行こう？」

真っ赤にして照れてると思ったら蕩けるような笑顔でこんな顔してくれるんだったら積極的に行くのもいいなって思ってみたりした

『あれ？テヒョンくんじゃないか！』

『おいみんな！未来のチャンピオンが来たぞ！』

その声で近くにいたおじいさんたちがテヒョナを囲んで行く

TH「大げさですよ！！」

「謙遜するな！このクラブの中じゃ君に勝てるのなんかミナミ君しかいないんだから」

へー、テヒョナってそんなに強いんだ！

また新しいテヒョナを知れた

『おや？君はAちゃんかい？』

さっきまでテヒョナのそばにいたおじいさんが私の方にズイズイと来た

「私の事知ってるんですか？」

『ここの奴らは皆知ってるぞ？テヒョン君の想い人だからな』

え？

TH「なんで知ってるの？！誰にも言ってないのに」

『小さい頃からテヒョン君は大事な試合の前に可愛いお嬢さんの写真を握りしめてたんだよ』

『言わなくても全員わかってたぞ？』

TH「わーーー！！！！変なことバラさないでよ！！！」

『ここに一緒に来たってことはテヒョン君の片思いは実ったんだね？』

プシューって音が聞こえそうなくらい私もテヒョナも顔真っ赤にしてしまった

ユクに言われた言葉

知らないなら知る努力すればいい

ユク本当にありがとう

何か少し自信ついたかも