ロールキャベツ【TH】 (ページ35)

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た、高飛び？！

「ばか！！！」

TH「いったた」

思わず頭を殴ってしまった私と痛がるテヒョナ

そんなに痛かったかと聞きたくなるほど目に涙を浮かべて泣きそうにしてる

「そんな足で出来るわけないでしょ！いい加減にしなよ！！」

TH「……やだ」

「テヒョナ！っっん！！」

言うことを聞かないテヒョナを怒ろうとしたのにあっけなくテヒョナの唇で言葉を遮られた

いきなりのことに息も吸えなくて苦しくて
胸板をどんどん叩くと静かに離れた

静かな廊下には２人の息遣いだけが響く

TH「…この勝負はやめられない」

「なんでそこまでするの？」

TH「……」

「勝手にジョングクと勝負するとか言うし、、」

「運動音痴なはずなのに凄い強いし、、」

「テヒョナのことぜんっぜんわかんないよ！」

私の言葉に何も答えずに背を向けて外へ向かおうとする

「テヒョナ！！」

TH「自分勝手でごめん。でも、Aちゃんのために頑張りたい」

そう言うと走って行ってしまった

私のためってなによ

全然答えになってない

私もずっと廊下にいるわけにはいかないので外へ出た

なにやら校庭がすっごい騒がしいし

ユク「あー！Aいたいた！」

「どうしたの？」

ユク「高飛びにキム・テヒョンとジョングクだけ残ってるんだよ！あんた応援しないと！」

「…いい、テヒョナと喧嘩中だし」

ユク「ばか！何言ってんのよ！！」

ユクに強引に手を引かれて一番前に連れていかれた

すると１人がふわっと飛んだのがわかった

でも、かかとが引っかかってしまって失敗

テヒョナ？！

『ジョングクの記録1m75』

JK 「っっくそ」

ジョングクか、、

もうやだこれ心臓に悪い

そしてその後ろに準備している大好きな人の姿を見つける

ユク「ジョングク失敗か、次キム・テヒョンが成功したら勝ちだよ！」

「…うん」

テヒョナは足首を触って痛そうにしてる

やっぱりいたいんじゃん

ジョングクになんか勝てっこないよ

テヒョナが走り出した

どくんどくん

テヒョナ、、

気づいたら体が勝手に動いてた

「勝って！！勝たなきゃ一生口聞いてあげないから！！」

心なしかテヒョナの口角が上がった気がした

そのままふわっと宙に浮く