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TH side
日誌を出しに行くと職員室に走ったA
ユク「全然分からないし！はやくA戻ってきてよー！！」
机をくっつけて僕の正面に座る高本さん
違う。あなたじゃない。
分からないと頭を抱える高本さんのプリントを奪う
ユク「ちょっと！何やってんのよ！」
騒ぐ彼女を無視する
TH「はい、どーぞ。答え全部あってると思うから。はやく合コン行けば？今から走ればあの２人に追いつくよ。」
高本さんのプリントの答えを全て解いて渡した
ユク「は、なんで？あんた分からないんじゃなかったの？」
TH「Aを行かせないために白紙で出したの。それくらいわかってよ。」
ユク「なんでそこまで？」
TH「俺はAを守る為ならなんでもするよ。Aは優しいから合コンで会った全然好きでもない人に押されて付き合い出しそうだからね。」
ユク「たしかに、、でもあんた本性出した方が絶対モテるのに」
TH「他の女に好きになられてもどうもしないよ。全然興味ないから。それにこっちの方が僕には好都合なの。ほら、はやく行きなよ。」
高本さんは僕に促されるとプリントを持って帰っていった
しばらくすると日誌を出しに行ったAが戻ってきた
「あれ？ユクは？」
TH「合コンに行きたいって言いながら学年一位の子に答え教えてもらって帰ったよ？合わなかった？」
「合わなかったよ！ユクめ！１人だけ楽しもうって気だな。」
TH「ごめんね、Aちゃん。僕が頭悪いからこんな事に付き合わせる事になっちゃって。合コン行きたかったよね。泣」
「もう！いいよ！それに行きたいわけじゃなかったし！」
俺はありがとうと伝えて既に分かるプリントを分からないふりをして教えてもらった
僕はAが離れていかないためになら成績だってスポーツだって出来ないようになるよ。
だからずっと僕のことを馬鹿って叱ってそばにいてね？
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作者名：たえたえててまる | 作成日時：2018年12月11日 9時
