ロールキャベツ【TH】 (ページ30)

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くるっと体を回転させられて向き合う形になる

「テ、テヒョナ！？どうしたの？！」

TH「迎えに来たんだよ」

ぎゅっと私を抱きしめて耳元で心配だったからって

それだけで私の顔は真っ赤になった

「みんなみてるよ！！」

そう、私達の真後ろではクラスメイト達がなんだなんだといきなりの展開にざわついてる

JK「お前調子乗んなよ？」

TH「乗ってないけど？そっちこそ」

JK「ただの幼馴染のくせに！離れろよ！」

TH「ただの幼馴染？いつの話してるの？今はちゃんと彼氏なんだけど」

そのテヒョナの言葉にジョングクは固まって周りの女の子達はキャーキャーうるさい

『え？あのキム・テヒョンと付き合ってるの？』

『趣味悪くない？！』

全部聞こえてますけど、、

ユク「A！それってほんとなの？」

「う、うん。付き合ったのは最近なんだけど今日ユクに伝えようとしてて。でもタイミング合わなくて。」

ユク「そっか、、」

TH「じゃあ俺たち帰りますね」

ユクにテヒョナが伝えるから最後にジョングクにも挨拶しようとしたのにもうどっか行っちゃってて居なかった

「よく私の帰る時間わかったね！」

TH「うん、何となくね」

テヒョナと暗くなった道を歩く

TH「Aちゃんが鼻歌なんて機嫌いいね」

どうやら無意識に鼻歌歌ってたみたい

「あのね、ジョングクがね私のこと大事な友達って言ってくれたんだ！嫌なやつだと思ってたけど本当はそんなことないのかも！テヒョナも仲良くなれるといいね」

また鼻歌を歌いながら歩き出す

TH「...Aちゃんは残酷だな」

ボソッと呟かれたその言葉は私の耳に入ってくることはなかった

私はこの時テヒョナのことは全部わかってるものだと思ってた。

でも、何も分かってなかったんだ、、