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JK side
政治家だった俺のじーちゃんの口癖
“男なら1番になれ”
ほんとうぜーの
でも元々優秀だった俺は勉強も運動も誰にも負けた事なんて無かった
まだ小学生の時俺は生意気だったから上級生に良く絡まれてた
俺一人に対して三人で喧嘩をした時負けそうになった
そしたらいきなりフード被った同い年くらいのやつがきて一緒になって上級生のことボコボコにしたんだ
泣いて逃げていった上級生に俺たちもボロボロなのに大笑いした
その時やっとフードを脱いで顔を見た
JK「お前女なのか？！」
「君つよいね！今度は私と勝負しようね」
って満面の笑みで走って帰っていた
それが俺とAの出会いだった
それから俺たちはよく気の合う遊び相手としてしょっちゅう遊んだ
Aは運動もできるしすげー元気だし
あいつを女だって意識した事なんてなかった
それなのにある休みの日に男友達と遊んでるといつもはラフな格好なのにふりふりのワンピースなんて着てるAがいた
ほかの友達が笑いながらからかう
「これはテヒョナのお母さんに着せられたんだよ！」
赤くなった顔で必死に言い訳するAを初めて女だって意識するようになった
誰にも渡したくなくて一緒に遊ぼうと声をかけようとしたのに後ろからAに抱きついてダメなんて言う男、これがキム・テヒョンだった
腹が立って突き飛ばすとすぐにそいつに駆け寄るA
何でも1番だった俺がこんな弱い男にAを取られた
悔しくて悔しくてそれからテヒョンを虐めるけど比例するようにAは俺のことを嫌いになっていった
その行動が恋とか嫉妬とか気がつくにはまだ子供過ぎてそんな事しか出来なかった
それから俺の転校が決まったけどAとテヒョンは見送りにも来なかった
どうせテヒョンが行かせなかったんだろうけど
引っ越した先で友達も沢山出来たのになぜか古傷のようにあの頃の記憶で胸が傷む
そんな時じーちゃんが入院することになって
じーちゃんが家にいない間誰か留守番する人が必要なんだって話を聞いた
こんなチャンス二度とない
こっちには何の思い入れもない
だから母さんに言ったんだ
JK「俺が留守番の為にあっち行ってもいいよ」
今度はAを俺のものにする
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作者名：たえたえててまる | 作成日時：2018年12月11日 9時
