何で私がBTSに.....？【２】

第68話 ページ23

TH side


始めは女の子が男のふりして新メンバーになるなんて思ってもなかった

新メンバー探しに苦戦している僕らの前にAヌナが現れた


ほんとに男の子だと思ったしそれに気が付けたジミナを尊敬したけどそれと同時に何故か悔しさもあった


女の子だと気が付いてもAヌナがほしかった



こんなに誰かを欲しいと思ったことはない

なんでだろう？それほど歌が上手いからかな？


そう思っても何か違う気がして

何故だか分からない気持ちを気にもしなかった



でも、メンバーになってくれるというヌナがイメチェンして韓国で久しぶりにあったときに明らか男の子の格好なのに変な動機に襲われた

嬉しいのに涙が出そうな感じ


その時気が付いたんだ、これが恋なんだって


でも、ヌナはこの気持ちを望んでいない


そんなこと分かりきってたからずっと隠してきたし見ないふりもしたけどヌナと合流してから他のメンバーがヌナとじゃれ合う姿を見る度に胸が張り裂けそうになった


それでも我慢しなくちゃ


そう決意した時にヌナの不思議な行動

そしてヌナはストレスで倒れた



好きな人すら守れない自分に腹が立った


同時にグガやジミナや他のメンバーもヌナを特別な目で見ている事に気が付いた



負けてられない



僕はその後も可愛い弟を続けてきた





今日みたいに一緒に寝れるまで



頑なに動かない僕をヌナは今日だけだと言って一緒に寝てくれるみたい


嬉しくて嬉しくて僕に背を向けて寝るヌナを抱きしめた

僕は日頃から皆にスキンシップが多いから変にも思われない


しょうがないなと言ってから数分で寝息を立てるヌナを見ていたら僕も眠気に襲われた





、、まだ太陽も登りきっていない時間
腕の中にいたはずのヌナが動き出した


僕を起こさないように体を起こしてジャージに着替え始めた



TH「、、ヌ、ヒョン？？」

「テヒョナごめん。起こしちゃったね」

TH「どこ行くの？」

「ランニングだよ」

TH「、、、ぼくもいく」


まだ目が開ききっていない僕を撫でながら分かったと返事をするヌナ

本当はランニングなんてしたくない
ランニングなんてキツくて大嫌いだ


でも、ヌナと居たい


自分の部屋へ行き着替えてヌナと外に出る


TH「ざぶいよ」

「待ってればよかったのに(笑)」

TH「あれからも毎日走ってるの？」

「うん。怒られたから朝だけね」

TH「明日からは僕もするから起こしてね」


もうヌナを一人にしない

ヌナに背負わせないからね

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